春夏秋冬
君が代
2月11日(金)建国記念祭が開催されました。祭典の冒頭に、参加者全員で国歌「君が代」を斉唱しました。
斉唱の前に、司会者より「君が代」について次のような話がありました。
「君が代」の歌詞の原歌は1100年ほど前に編纂された「古今和歌集」に見られます。
尊敬する「君」の長寿を祈るものであり、思いやりや謙虚さを大切にしてきた日本人の生き方をよく表しています。
「君」は天皇陛下を指し、「君が代」は天皇に象徴される日本国、国民全体を指します。「さざれ石の巌となりて」とは、小さな石が寄り集まって大きな石となる様子を表し、それに「苔が生えるほど」末永く日本の国が栄えてほしいという願いが込められています。
建国記念祭
今年、令和4年は、初代神武天皇が日本の国を建国し、御即位された日より数えて2682年目となります。
当神社では建国のお祝いと皇室の隆昌と国家の安泰をお祈りし、国恩祭を迎える年である今年から「建国記念祭」を齋行することといたしました。
我が国は古来、「瑞穂の国」と呼ばれてきたように、日本人には、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補い合って、五穀豊穣を祈り、美しい田園と麗しい社会を築いてきた豊かな伝統があります。
また、我が国は四季のある美しい自然に恵まれ、それらを生かした諸外国に誇れる素晴らしい文化を育ててきました。
この祝日は、国民一人ひとりが、我が国の今日の繁栄の礎を築き上げた古からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を祈る、意義深い日です。
2月11日(金)午前10時より齋行いたします。ぜひご参列ください。
疫病と天皇の祈り
『日本書紀』には、第十代崇神天皇(すじんてんのう)の御代に疫病が流行り、国民の半数以上が亡くなる中、天皇は朝も夜も神様への祈りをささげ、ご神意により大物主神(おおものぬしのかみ)をまつらせ、すべての神々をおまつりしたところ、疫病は治まったことが記されています。
崇神天皇は、いつの時も、「国が栄え民が幸せに暮らすこと」を願ってこられました。崇神天皇の思いは、現在も受け継がれ、宮中をはじめ全国の神社で祈りがささげられています。
(神道政治連盟のパンフレットより抜粋しました。)